Self-analysis?

就職活動では必須の自己診断(Self-Analysis)、でも学生達の多くがどんなに分析シートでやってみても自分のことはよく判らないという・・まぁそれはそうか。そんなに人は単純ではないしね。少し前の本で邦訳はされていないが ”Leadership it’s in you DNA" (Rhea Duttagupta)

という本があり、個人的に気に入って授業で紹介したりしている。曰く、DNAのようにいろんな要素が絡まりあって、いろんなバージョンの自己を形成している、一つではない。あと面白いのは、結局、”Luck”(運)に出会うために人は自分を磨いていくのだ。こういった話をエリートやヒーローだけではなく市井の人を例に挙げながら語っている。 

若い人だけではないと思う。この複層的な自分というのは幾つになっても同じ。自分の違う面を開拓していくのが人生の喜びのような気がするのだが、どうだろう。ビジネスの一線を退いたら、ビジネスに執着するのではなく、眠っている自分の素養を目覚めさせるほうがいいと思うのだが・・。